個人輸入の関税と消費税|理解して賢く節税

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個人輸入には関税と消費税があります|理解して賢く節税

今日は個人輸入ビジネスの中でも重要な税金について掘り下げます。

ここでは、個人事業主や個人が海外から一度に20万円以下の商品を輸入する場合の税金について詳しく説明します。

法人や個人でも一度にに20万円以上を輸入する場合は別のサイトをご覧ください。

20万円以下の個人輸入及び商業輸入の関税と消費税は以下の5点が重要です。

個人輸入か商業輸入なのか?

個人で使用する範囲での購入であれば個人輸入となります。

国内で転売する場合は数にかかわらず商業輸入となります。

個人輸入の場合

関税と消費税は商品価格の60%のみかかる

輸入の場合、関税、消費税ともに価格の60%のみかかります。

例として合計10.5万円のプラスチック製品(3%)を輸入した場合は

  • 関税:6万円×3%=1,800円
  • 消費税:6万円×10%=6,000円
  • 送料:0.5万円・・・非課税

合計税額は7,800円となります。

※個人輸入の送料には税金がかかりません。

商品価格が16,666円未満は非課税

以外に知られていないのですが、商品価格が16,666円未満の商品には税金(関税・消費税)はかかりません。

難しい言い方をすると課税合計金額が10000万円以下は非課税となります。

つまり16,666円 × 60%=10000円ですから上記のルールで非課税となります。

実際はギリギリではなく、海外市価=16000円以下に抑えておきましょう。

商業輸入の場合

せどりや転売を予定している場合は以下の税制となります。

関税と消費税はのすべてにかかる

商業輸入の場合、関税、消費税ともに全価格にかかります。

例として合計10.5万円のプラスチック製品(3%)を輸入した場合は?

  • 関税:10万円×3%=3,000円
  • 消費税:10万円×10%=10,000円
  • 送料:0.5万円× 10%=500円

合計税額は13,500円となります。

※個人輸入との違いは商品価格100%に課税され、輸送費にも課税される点です。

※商品価格と輸送費の合計額が10,000円以下の場合は非課税となります。

通関手数料は200円

通関手数料は一律200円

※個人輸入は商品価格が16,666円以下は通関手数料も無料です。

※商業輸入は輸送費込の費用が10,000円以下は非課税で通関手数料も無料です。

計算例

例として10万円のプラスチック製品(関税率:3%)を輸入した場合は
関税:6万円×3%=1,800円
消費税:6万円×10%=6,000円
通関手数料:200円
税金・手数料合計:8000円となります

関税率については以下のサイトに詳しく記載されています。

少額輸入貨物の簡易税率 : 税関 Japan Customs

送料には税金はかかりません。

インボイスについて

ここで勘の良い人は、どうして税関は商品の価格がわかるのか?と思った人もいるでしょう。

実は商品を輸入する場合は必ず商品の明細(インボイス)を商品と同梱しないといけません。

たとえ、1,000円のものでも輸入する場合はインボイス(明細)が必要です。明細には商品の価格の他に名称や、数量など書かれています。

輸入代行業者が作成する場合が多いですが、輸入する側でも、インボイスの内容については知っておいた方が良いでしょう。

インボイスのフォーマットは以下からダウンロードできます。

インボイスフォーマットのダウンロード - 日本郵便

個人輸入の税金まとめ

輸入にかかる税金は関税と消費税がある。

20万円以下の個人輸入の税金は商品代金の60%のみにかかる

商品価格が16,666円以下は税金免除、通関手数料も免除。

個人輸入の税金を知って、安心して個人輸入をしていきましょうね!

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