結論から書くと
ほとんどの人は毎回旅行保険に入らずとも、クレジットカード付帯の保険のみで十分カバーできるということです。
その場合、いちいち旅行前に別途保険に入る必要はありませんので安心です。
その具体的な仕組みについて解説します!
クレカの付帯保険をかしこく活用するには
旅行の期間は3か月以内
「海外旅行に関する調査」調査報告書によると海外旅行の平均に日数は9.4日、私も含めほとんどの人が3か月以内の旅行と思います。クレジットカード付帯は出国後3か月間が補償対象となりますので注意してくださいね。
参考:https://www.jata-net.or.jp/vwc/pdf/0809tm_data.pdf
配偶者がいる場合は家族カードを無料で発行しよう
配偶者は、家族特約も受けられますが、家族特約は本会員よりも保険金が少ない傾向があります。したがって家族カードを発行しましょう。無料で家族カードを発行できるカードも結構あります。家族カード発行により、本会員としての保険を受けることができます。注意点としては、クレカは18才以上でないと発行できません。
18才以下の子供と旅行する場合
18才以下の未成年者はクレジットカードを作成することができません。この場合は、両親のカード付帯保険の家族特約が使えます。私も4才の子供がいますので付帯保険を利用させていただいています。
18才以下の家族がいる場合は、クレカを2枚以上持つのがおすすめ
18歳以下は、家族特約があるが、本会員よりも保障額が小さいことがあります。この場合クレジットカードを2枚発行することで、それぞれの保証額の合計金額まで保険を使うことができます。例えば、セゾンカード(AMEX)とAmazonカード(MASTER)みたいな感じです。国際ブランド(VISAやAMEX、JCB、MASTER)を別々に持つようにしてくださいね。
例えば、Aカードの傷害疾病治療費が200万円でBカードが100万円であれば、合計300万円の補償を受けることができます。カードを増やせば保障額も増やすことができるのが特徴です。
私も4才児と旅行することが多いです。特に小さいお子さんを連れての旅行は何かと心配も多いというのは実感しています。
環境が急に変わったことで急に熱を出したり、幼児は自分の状態をうまく言葉で表せないので、旅行先では両親の心配も大きいです。
保障内容は傷害・疾病治療費が一番大切
旅行先で一番心配なのは、病気や怪我だと思います。事実、保険料の請求割合で最も多いのは旅行先でのケガや病気の治療費つまり傷害・疾病治療費となります。
したがって、保障は傷害・疾病治療費に重点を置いて考えましょう。もちろんほとんどのカード保険は死亡保険が標準でついていいますので安心ください。
治療費 |欧米以外の国では300万円以上、欧米は1000万円以上がめやす
金額にびっくりされた方もいるかもしれませんが、旅行者は旅行先の外国で健康保険を使うことはほとんどのケースでできません。特に欧米では旅行先で万一、手術となった場合は高額の治療費を請求されるケースがあります。
もちろん、やみくもに高額の保険に入るのも無駄になってしまいますので、旅行先の国の一般的な医療費や、収入を調べてみるのも大切ですし、ご自身や家族の年齢や持病などとも相談して保障額を決めましょう。
実際はどれくらいかかることがあるの?
以下のサイトで、治療・救援費用保険金支払額のデータを見ることができます。
私の場合は、36歳で4才の子供がいます。
特に持病もありませんが、子供がまだ小さいので、クレジットカードを3枚持っております。
治療・救援費用の合計が本会員:1200万で、家族特約(子供):700万にしています。
海外は年間3回ほど行きますので、年会費分は十分に元が取れています。ご参考まで。
以前、旅行中の北京で妻の目にゴミが入り急遽、眼科を受診したことがあります。キャッシュレスでとてもスムーズに対応していただいたことがあります。
キャッシュレス診療について
海外で病院を受診する際に保険会社によってはキャッシュレス診療が可能な場合があります。これは、保険会社が立替て支払ってくれるので、その場で現金を支払う必要もありません。
特に高額の支払いになった場合にキャッシュレス可能なカード保険に入っておくことで安心して医療機関を受診することができますので合わせておすすめします。
意外に多い航空機キャンセルや遅延
旅行や乗り継ぎの際に次の航空機が遅延したり、天候等の問題で欠航したという経験はありませんか?私もこれまで何度か経験しています。
航空機は気象状況や様々な事情で止まることが結構あります。
そんな時にホテルや食事の保障があるカードもありますので参考までに。
3か月以上旅行する場合
最後に3か月以上旅行する場合は別途、延長できる方法がありますのでまた次回紹介しますね!
まとめ
3か月以内の旅行はクレジットカード付帯保険がおすすめ
- 18才以下は家族特約でカバーする
- 配偶者は無料で家族カードを発行できることがある
- 保証内容は、傷害疾病治療費が重要
- キャッシュレス診療のカードを使えば、現地で支払いの必要なし
以上となります。
最後に、ポイントの還元と保険、年会費のバランスの良いものを紹介しますね!
家族特約のついたおすすめのクレジットカード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
傷害疾病治療費【本人】300万
傷害疾病治療費【家族】300万
キャッシュレス:〇
自動付帯:〇
年会費:¥10,000(初年度無料)
家族カード:¥1,000(初年度無料)
出発地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:〇
経由地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:〇
クレジットカードの付帯保険でバランス共にもっともよいのはこのカードですね。出発地の航空機欠航でホテル代がでるのは、セゾンカードとJALカードくらいです。年会費や補償内容などトータルのバランスを考えると、セゾンゴールドは家族が海外旅行する際に持っておいて損はないカードです。
ミライノカードゴールド
傷害疾病治療費【本人】500万
傷害疾病治療費【家族】250万
キャッシュレス:〇
自動付帯:〇
年会費:¥3,000
家族カード:発行不可(初年度無料)
※家族カードではなく、年会費が安いので普通に申し込んでよい
出発地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:×
経由地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:〇
年会費が安く、年に一度海外旅行に行けば保険代で十分元が取れるおすすめのカードです。ミライノカードはもともとSBIカードで、住信SBIネット銀行が発行しています。住信SBIネット銀行を使っている人は、保険のみならずATM手数料の無料回数も増えますのでおすすねです。
Amazonマスターカードゴールド
傷害疾病治療費【本人】300万
傷害疾病治療費【家族】200万
キャッシュレス:〇(本人のみ、家族は×)
自動付帯:〇
年会費:¥4,000
家族カード:無料
出発地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:×
経由地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:〇
Amazonで買い物をすることが多いので作ったのですが、保険についてもとても優れているカードです。保険の保証内容が、三井住友VISAゴールドカードと同ですが、Amazonのプライム会員が割引になったり、Amazonでのポイント還元が他のカードより高いので、サブカードにはお勧めです。
SuMi TRUST CLUB プラチナカード
傷害疾病治療費【本人】500万
傷害疾病治療費【家族】500万
キャッシュレス:〇
自動付帯:×
年会費:¥35,000
家族カード:無料
出発地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:×
経由地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:〇
プラチナカードで、保険のバランスが優れているカードです。また今度書きますが、海外で3か月を超えた場合に延長できる延長保険(有料)もあります。
利用付帯ですので、他のカードで3か月経過したあと、海外で公共交通機関を利用することでその時点から保険を有効化する方法が可能です。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
Amazon傷害疾病治療費【本人】300万
傷害疾病治療費【家族】300万
キャッシュレス:〇
自動付帯:〇
年会費:¥20,000
家族カード:¥3,000
出発地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:〇
経由地|航空機遅延/欠航:食事代:〇、ホテル代:〇
上記のセゾンゴールドの上位カードになります。
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